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抜歯後の食事でダメなもの!避けるべき食品リスト
歯を抜いた後は、口の中にデリケートな傷ができています。この傷の治りを妨げたり、痛みや腫れを悪化させたりする可能性のある食品は、しばらくの間避ける必要があります。知らずに食べてしまうと、不快な思いをしたり、回復が遅れたりすることにもなりかねません。ここでは、抜歯後に避けるべき食品のリストと、その理由について解説します。まず、最も注意したいのが「硬い食べ物」です。せんべいやナッツ類、フランスパンの硬い部分、硬い肉などは、噛む際に傷口に強い圧力をかけたり、鋭利な破片が傷口を刺激したりする可能性があります。これにより、出血が再開したり、痛みが強まったり、縫合した糸が取れてしまったりすることがあります。次に、「刺激の強い食べ物」も避けましょう。香辛料が多く使われているカレーやキムチ、唐辛子などの辛いもの、酢の物や柑橘類などの酸っぱいものは、傷口にしみて強い痛みを感じさせることがあります。また、炎症を悪化させる可能性も考えられます。同様に、「熱すぎるもの」や「冷たすぎるもの」も、傷口への刺激となります。熱いスープや飲み物は火傷のリスクがあり、冷たすぎるアイスクリームなども、知覚過敏のような痛みを引き起こすことがあります。できるだけ常温に近い、人肌程度の温度のものが望ましいです。「繊維質の多い野菜や、粒状のもの、種のあるもの」にも注意が必要です。ごぼうやセロリ、きのこ類などの繊維は、傷口に引っかかりやすく、取り除くのが困難な場合があります。また、ゴマやふりかけ、イチゴの種などの小さな粒は、抜歯した穴に入り込みやすく、炎症の原因となることがあります。アルコール飲料は、血行を促進する作用があるため、抜歯後の出血や腫れを悪化させる可能性があります。少なくとも抜歯後2〜3日、できれば1週間程度は控えるようにしましょう。喫煙も、傷の治りを遅らせ、感染のリスクを高めるため、厳禁です。タバコに含まれるニコチンは血管を収縮させ、血流を悪くするため、傷口に必要な酸素や栄養が届きにくくなります。その他、キャラメルやガム、餅などの粘着性の高い食べ物は、傷口にくっついたり、詰め物や仮歯がある場合はそれらを外してしまったりする可能性があるため、避けた方が良いでしょう。