印象が良い歯医者の言い回し

2026年1月
  • フェイスラインの痛みは顎関節症のサイン?

    医療

    エラの部分を押すと痛い、という症状に加えて、口の開け閉めに何らかの違和感がある場合、それは「顎関節症」のサインかもしれません。顎関節症は、顎の関節やその周辺の筋肉(咀嚼筋)に異常が生じることで、様々な症状を引き起こす疾患の総称です。その代表的な症状は三つ挙げられます。一つ目は「関節雑音」で、口を開けたり閉じたりする際に、耳の前あたりで「カクカク」「ジャリジャリ」といった音が鳴る状態です。二つ目は「開口障害」で、口がまっすぐ開かなかったり、指が縦に二本入らないほどしか開けられなくなったりします。そして三つ目が、まさにエラの部分を含む顎の「痛み」です。この痛みは、顎を動かした時だけでなく、何もしていない時にも感じられたり、食べ物を噛む時に強く現れたりします。エラの部分を押して痛むのは、顎関節そのものの炎症や、関節の動きを支える筋肉が過度に緊張していることが原因と考えられます。顎関節症は、一つの原因で発症するというよりも、歯ぎしりや食いしばり、ストレス、頬杖をつくなどの生活習慣、噛み合わせの不調和といった複数の要因が積み重なって、顎関節の許容量を超えた時に発症すると言われています。初期の段階では、音が鳴るだけで痛みはないというケースも多いですが、放置していると徐々に症状が進行し、痛みが強くなったり、口が開かなくなって食事に支障をきたしたりすることもあります。さらに、顎の不調は全身のバランスにも影響を与え、頭痛や肩こり、めまい、耳鳴りといった一見関係なさそうな症状を引き起こすことさえあるのです。もし、エラの痛みに加えて、口の開け閉めに関するこれらの症状に心当たりがあるならば、一度専門医に相談してみることをお勧めします。