印象が良い歯医者の言い回し

知識
  • エラの下を押すと痛いならリンパの腫れかも

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    フェイスラインのエラの部分や、その少し下の顎のラインに沿って指で押した時に、しこりのようなものを感じ、痛みがある場合、それはリンパ節の腫れが原因である可能性があります。私たちの体には、免疫機能の一部としてリンパ系が張り巡らされており、その要所要所にリンパ節というフィルターのような器官が存在します。顎の下や耳の下、首筋には特に多くのリンパ節が集中しています。これらのリンパ節は、体内に侵入してきた細菌やウイルスなどを捕らえて処理する役割を担っています。そのため、風邪をひいたり、喉に炎症が起きたり、あるいは歯周病や虫歯が悪化したりすると、近くのリンパ節が病原体と戦うために活発に働き、その結果として腫れて痛みを生じることがあるのです。通常、このような反応性のリンパ節の腫れは、原因となっている感染症や炎症が治まるとともに、自然と元の大きさに戻っていきます。指で触れるとコリコリとしたしこりのように感じられ、押すと痛みがあるのが特徴です。また、ウイルス感染が原因である「流行性耳下腺炎(おたふく風邪)」の場合、耳の下にある耳下腺が大きく腫れ上がり、エラが張ったように見えることがあります。この場合も、強い痛みを伴い、発熱や食欲不振といった全身症状が現れます。もし、エラ周辺の痛みが急に現れ、触ると明らかなしこりがあり、発熱や喉の痛み、体のだるさといった他の症状も伴う場合は、筋肉の凝りや顎関節症とは異なる、こうしたリンパや唾液腺の炎症を疑う必要があります。特に、腫れが急速に大きくなる、痛みが非常に強い、数週間経っても腫れが引かないといった場合には、他の病気の可能性も考えられるため、自己判断せずに早めに耳鼻咽喉科や内科を受診することが重要です。